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最終更新時間: 2015-06-29 12:47

嫉妬しないこと、他人の美徳を喜ぶこと〜スマナサーラ長老法話メモ(2011年12月18日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜muditāの実践からはじまる幸福論〜

目次

役に合わせた衣装替  

  • 一人でいると嫉妬があるか分からない:発病しないと治療もできない
  • 嫉妬があることを発見することも大事な事
    • 真面目に生きている人(修行者)が自分の心に嫉妬が無いと思ってしまう
    • テストしないと(嫉妬があるか)分からない
  • 嫉妬(issā)は精神の衣装替
  • 基本的に生命は貪瞋痴の衝動で生きている
  • その中で怒りは多数の顔を持つ:貪瞋痴の変装に気を付けないと発見できない
  • 主には、怒り dosa,嫉妬 issā,物惜しみ macchariya,後悔 kukkuccha
  • その場の状況にあわせて怒りは衣装替をする:王様の衣装に騙されないで、化けていることを見るべき

反抗的態度は共通  

  • 「自分」に状況・環境・人々が受けれ難い・合わない・気に入らない:その時の反応は「怒り」
  • 「自分」より他人が優れていると感じた時の反抗的態度は「嫉妬」
  • 「自分」が優位な立場で他にその能力・財産などが必要になる時に「物惜しみ」で反抗する
  • 「自分」の失敗に「後悔」で反抗する

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慢との付き合い方 — なかなか消えない高慢・卑下慢・同等慢 〜スマナサーラ長老法話メモ(2011年7月23日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜なかなか消えない高慢・卑下慢・同等慢〜

目次

「慢」—言葉の意味  

  • パーリ語でmāna
  • ∼「測る・計る・量る」√ manの語幹から「常に測ってみる性格」を表す単語でしょう
  • 考える mañāatiの語幹も√ man:→ 妄想する・思い込むという意味で慢かも知れない
    • しかし、māneti(manのcaus.)という動詞の意味は「慢を張る」ではなくて「尊敬する」
  • 測るの動詞はmināti
  • 間違いを犯した出家・見習い出家の戒めの行はmānatta (see Buddhist Monastic Code II Chapter 19 Penance & Probation by Thanissaro Bhikkhu)

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騙されない生き方 — 嘘に踊らされず、疑心暗鬼にもならない方法 〜スマナサーラ長老法話メモ(2011年4月23日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜嘘に踊らされず、疑心暗鬼にもならない方法〜

目次

騙されたくはない?  

  • 当然な気持ちのようです
  • しかし、あなたは他人を騙していないですか?
  • 人とは他人を騙すプロなのです
  • 動物さえも他を騙すことにチャレンジする
  • カモフラージュ:身を守るため← 悪いこととは言いづらい
  • もし、他人が騙すことしかしないならば、『私は騙されていない、気を付けている』とは言えないはず
  • 「平和」「協調」←騙す方と騙される方とが合えば成り立つ:上手く行けば「平和」と言う
  • 皆(どの生命も)、騙されている

なぜ他人を騙す?  

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「命の洗濯、心の洗濯」したいですか — 仏教徒御用達の「リフレッシュ」術 〜スマナサーラ長老法話メモ(2010年12月23日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜仏教徒御用達の「リフレッシュ」術〜

目次

まず、汚れを確認する  

  1. Abhijjhāvisamalobho cittassa upakkileso
    • 「貪欲はこころの汚れです」
  2. byāpādo cittassa upakkileso
    • 「瞋恚・害心(異常な怒り)はこころの汚れです」
  3. kodho cittassa upakkileso
    • 「強い怒りはこころの汚れです」
    • カっとなる。どうにもならなくなること
  4. upanāho cittassa upakkileso
    • 「怨恨(時間を経ると怒りは怨恨になる)はこころの汚れです」
    • 怒りが消えない
  5. makkho cittassa upakkileso
    • 「偽善・悪の覆蔵はこころの汚れです」
    • 言い訳を持っていると成長しない
    • 他人の小さい罪を拡大して言いふらす
    • 他人の過ちを徹底追及は自分の悪を隠すためにやる
  6. paḷāso cittassa upakkileso
    • 「他人の特を軽視することはこころの汚れです」
    • どうしてもケチをつける
    • 立派な人のことをバカにする
    • 立派な人から学べない
    • Palāsenāti palāsetīti palāso, parassa guṇe uttaritare ḍaṃsitvā viya chaḍḍento attano guṇehi same karotīti attho. Samakaraṇaraso hi palāso, tena palāsena.

      Pāyāsirājaññasuttavaṇṇanā Aggikajaṭilaupamāvaṇṇanā

  7. issā cittassa upakkileso
    • 「嫉妬はこころの汚れです」
    • 『人の良いところがイヤ』
    • 仲間うちで生まれる感情
    • とても危険
  8. macchariyaṃ cittassa upakkileso
    • 「物惜しみはこころの汚れです」
    • 『自分の能力を他人と共有したくない』
    • 自分の能力は、他人と共有する度に売れる・伸びる・評価される
    • 現代人は『能力の共有はおかしい』と思っている
  9. māyā cittassa upakkileso
    • 「詐欺・誤魔化しはこころの汚れです」
    • 誤魔化して自分の利益を取ろうとすること
  10. sāṭheyyaṃ cittassa upakkileso
    • 「へつらいはこころの汚れです」
  11. thambho cittassa upakkileso
    • 「頑固はこころの汚れです」
    • 「鉄の棒を飲み込んでいる」
    • 人の話を取り入れない
  12. sārambho cittassa upakkileso
    • 「張り合うことはこころの汚れです」
    • いつでもケンカを売る正確
  13. māno cittassa upakkileso
    • 「慢はこころの汚れです」
    • 自分中心に比べること
  14. atimāno cittassa upakkileso
    • 「傲慢はこころの汚れです」
    • 自分が偉いという態度
  15. mado cittassa upakkileso
    • 「怠ることはこころの汚れです」
    • ほろ酔いで調子に乗っている、酔っている状態
  16. pamādo cittassa upakkileso
    • 「現在に気づいていないのはこころの汚れです」
    • vipassanā瞑想は、この汚れに挑戦している
    • (反対の意味は、気づき、現在に気づいていること)

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こころは元々悪なのか?善なのか? — 仏教の立場からみた性悪説・性善説 〜スマナサーラ長老法話メモ(2010年6月19日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜仏教の立場からみた性悪説・性善説〜

目次

こころの性質

  • Pabhassaramidaṃ, bhikkhave, cittaṃ. Tañca kho āgantukehiupakkilesehi upakkiliṭṭhaṃ.

  • この心は輝く(無垢)のものである。それは客塵により汚れている

  • 本来清らかであるはずの心が汚れている
  • “Pabhassaramidaṃ, bhikkhave, cittaṃ. Tañca kho āgantukehiupakkilesehi upakkiliṭṭhaṃ. Taṃ assutavā puthujjanoyathābhūtaṃ nappajānāti. Tasmā ‘assutavatoputhujjanassa cittabhāvanā natthī’ti vadāmī”ti.

    AṅguttaranikāyaEkakanipātapāḷi6 Accharāsaṅghātavagga
  • 客塵によって心が汚れていることは、真理を学んでいない一般人が如実に知らないので「その人には心の成長はありません」

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心のお喋りはエンドレス — ブッダは沈黙の聖者です 〜スマナサーラ長老法話メモ(2010年4月29日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜ブッダは沈黙の聖者です〜

目次

(イントロダクション)

(緒言)

  • 頭の中で終りなく喋っている
  • 仏教が目指す境地はその反対:「沈黙」(それはどういうことでしょうか?)
  • なんで沈黙はそんなに大事でしょうか?
  • 私達は頭の中で喋っていて、大変な不幸になっている
  • 止まることが出来なくなって、ゴチャゴチャ喋っている
  • 精神的な力がどんどん無くなっている→身体の力も無くなってくる→当然、脳の機能もダメージを受ける →身体に悪影響を与える→…
  • 頭の中でずっと喋り通し→終り切るということがない→精神的にひどい病気になる
  • なんで皆が病気に陥らないのか?→いろいろ仕事・大事なことをしたりしなければならない→余計なお喋りは一旦コントロールされる。それで助かっている
  • 仕事しなくて数日もいると、かなり壊れてくる
  • すごく忙しい人は、けっこう元気→その理由はお喋りの時間がない
  • お喋り:無駄・感情的・ネガティブ・自己破壊的なことばかり喋っている
  • 現実離れ・妄想
  • 頭で喋っている時は身体が動かない・動いていない;本人は頭の中で喋って忙しい
  • 人を雇ってでもチェックした方が良いのです
  • かなりの時間動いていない;とりとめのない思考・いかにロスか(経済的に考えても)
  • そこを直せばたちまち幸福になります
  • 何かをする→かなりの結果になる
    • (身体でやる場合は)無駄のことはやりたくない
    • いかに早く、効率よくやるか
    • 無駄は頭
  • 無駄な喋りに耽てしまって、人類がいくら頑張っても進まない
  • これは不幸になる問題、無駄で歳を取ってしまう

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ブッダの勝負に「敗者」は要らない — 「幸福の零和」を覆す生き方 〜スマナサーラ長老法話メモ(2010年3月20日 オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

目次

(イントロダクション)

勘違いの幸福論

  • 人生は戦い(競争):何かを得るには、努力・精進・がんばらないと何にも達しない
  • 座って待っているのはありえない
  • 逆も同じ:何もしないのも苦しい
  • 勝負には勝者・敗者がいるが、これが問題
  • 仏教的な中道の立場で眺めてみる
  • 金・財産・名誉・権力・社会的立場があること
  • 自分と家族に対することが希望通り・計画通りに進むこと
  • 自分の好み通りに生きられること
  • 幸福は人の定義によって違うので最初からも幸福とは何かを理解していない

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幸福の縁起論 〜スマナサーラ長老法話メモ(2010年01月10日 — 文京区シビックホール)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜無知の「無限軌道」の切断ポイント〜

目次

縁起の始まり

  • why?
  • how?
  • ある時、アーナンダ尊者が「御釈迦様は因果法則は難しいと仰いますが、私にはそんなに難しいことではないように思えます」と仰ると、御釈迦様は「そのようなことは言ってはなりません」と3回繰り返された。
  • 「因果法則こそ、すごく難しいことです。人間には理解できません。理解できないからこそ、人生はからみあって抜け出せず、苦しみから苦しみへ回転し、輪廻転生し、何をやってもロクな結果になっていないのです。生きているのは、この因果法則という問題が解決できないからです。」
  • 難しいからとって逃げるのではありません。挑戦するのです。
  • 龍樹:「仏説とは因果法則である」→仏教を学ぶとは、因果法則を学ぶことです
  • サーリプッタ尊者の出家する前のエピソード
    • アッサジ尊者を見て「この方はよっぽど落ち着いている」
    • 「あなたはどんな教えを信仰して修行しているのでしょうか。あなたの師匠は何を教えているのでしょうか」
    • アッサジ尊者は「それは私の能力では教えられません。私はこの道に入ってまだ間もないですし」
    • サーリプッタ尊者「いいえ、先生は要点だけ仰って下さい」
    • アッサジ尊者「それならば出来ますよ。」
    • 「物事は因縁によって生まれる。因縁によって生まれたものは因縁によって消えます」
    • サーリプッタ尊者「よく分かりました」→悟りの第一段階に達する
    • 御釈迦様のもとで出家する
  • ブッダの最初の5人の比丘達への教えでも「ものごとは因果法則・縁起である」とはっきりしていた

why なぜ

  • 人が認識する、経験するあらゆる現象について多かれ少なかれ「なぜ」という疑問が生じる
  • その疑問から見出した答は現代まで発展してきた「知識・哲学・宗教・科学」という結果になっている
  • あなたが「何で…」と煩わしかった時期は、知識は発展していたのです
  • 頭の中で「何で」の回数が減るのは、知識の退化を意味します
    • 死ぬまで子供のように「なぜ」いっぱいで生きていると、素晴らしく智慧が開発される
    • 人生が面白くなる
    • 現実はそうではない→「why」が減ってしまう

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自分が「極端」なのを、あなたは知らない 〜スマナサーラ長老法話メモ(2009年11月06日 — オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜「中道」の安楽を実現するために〜

目次

(イントロダクション)

全てはデジタル

  • 物質(地(土))・水・火・風)とは生滅という「波」の流れです
  • 仏典ではこの生と滅の間に「住」という瞬間を入れてはいますが、波であることには変わりはありません
    • 科学では「生まれては消える」という概念はありません
  • 心も同じ→消えることは実感出来ない・分からない
    • 10分前の心と今の心は違うことは知っている・泣いている時の心と笑っている時の心が違うことは知っている
    • このように、ものすごく心が変わっている
    • 変わるためには前の心は消えなくてはならない
    • この消えるところが分からない→我々の弱み
    • この世の中は「弱みを無くそう」ではなく「上手く使っていろいろなことをやっている」
  • 物質を知る私達に知ることが出来るのは〇〇が「あるか」「ないか」です

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「私のライフワーク」の見つけ方 〜スマナサーラ長老法話メモ(2009年03月28日 — ゴータミー精舎)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜ブッダの「適職診断」相談室〜

目次

(イントロダクション)

問題点(個人編)

  • 自分に適した仕事は何でしょうか?よく分からない
  • 好きな仕事はあるが、就職出来ない
  • 特別な好みはない。何でもやります。しかし雇ってくれない
  • 仕事はあるが面白くない
  • 仕事に問題はないが、人々との性格が合わない
  • 今の仕事では収入が足りない
  • 転職したいが自信がない
  • ストレスが溜まりすぎで病気になりそう
  • 仕事の要求に、期待に対応出来ない(能力は向上しない)
  • 雑事ばかり頼まれている気がする
  • 出来ない・やりにくい・きつい仕事ばかり

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冒険者は「パターン」から脱出する 〜スマナサーラ長老法話メモ(2009年01月24日 — オリンピック記念青少年総合センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

〜元気よく生きるには「リフレッシュ」が必須です〜

目次

(イントロダクション)

パターンの善し悪し

  • 仕事などのパターンさえ身につければ、問題なく、失敗なく仕事は出来る
  • 落ち着いていられる
  • しかし、来まっている型にはめられていると、ロボット化現象が起きて人間の性質は薄くなる
  • また、突然変化が起きたら、身体も心も固まって止まる—手も足も出なくなる
  • 逆にパターンを知らない人は何も出来ないか、何をやっても失敗する
    • (仏教では『失敗するなかれ』ではなく「失敗を繰り返すなかれ」)
  • 他人に管理できな・自分にも自分の管理が出来ない
  • 勝手な行動で社会も個人生活も成り立たない
  • パターンとはあっても無くても困る現象です

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ブッダの教えの特色 〜 スマナサーラ長老法話メモ(2008年09月21日 — 江戸川区総合文化センター)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

以下のメモ(特に後半)は不十分で正確でない箇所があります。ご了承下さい。

目次

(イントロダクション)

ブッダの教えと仏教

  • ブッダの教えが仏教です
  • ブッダによって説かれた教え・註釈・ブッダの教えに基いた説法
  • 日本では様々な開祖が開発した教えと現代の新興宗教も『仏教』になるので区別しておく
  • 仏教:「客観的・はっきりした証拠がなければ信じてはならない(ペンディングしておきなさい)」
  • 「教えを鵜呑みしてはならない」→信じる必要はない
  • 仏教は相手が納得するように説く(脅したりしない)
  • ブッダの教えから脱出しないので、長い歴史で様々に変化しながらも基本的に一貫性がある
  • 出家はいくつかの宗派に分かれているが社会的現象のみで、教えは厳密に同じ
    • 日本での宗派であるような内容が互い違いということはない

仏教文化

  • スリランカの文化= 仏教文化:ブッダの教えは根本的に民族の習慣に染みついている
  • キリスト教・イスラム教など、後から入ってきた宗教をも仏教に染めてしまう
  • 他宗教の方々も独自性を保つ努力をしないと仏教文化に同化してしまう
  • 仏教文化は排他的ではない
  • 他人との調和と共存を大事に思う
  • したがって、他宗教の異文化の影響を違和感なく受けてしまう
  • 仏教文化は時代の流れとともにスムースに変わっていく
  • 文化と独立してブッダの教えが変わることなく続くのはちょっと不思議でしょう

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