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レッスン8のまとめ

[パーリ語]

(注意:パーリ語の表記に不具合がある場合は、 こちらのページ を試してみて下さい。
お使いのブラウザがインターネットエクスプローラーの場合は こちらもも御覧下さい。)

具格の他の用法

具格の少し独特な用法

  • 付随
    brāhmaṇena saddhiṃ 「バラモンとともに」「バラモンに伴われて」
    • これらの表現ではたいてい、不変語saddhiṃを名詞の後に使う。
    • つまり、saddhiṃ (の前)には具格が必要である、と言っても同じこと。
    • 人と「話す」「議論する」(mant)はsaddhiṃを必要としない
  • 所有(授与)
    • 「〜を授けられた」の意味の過去分詞、または再帰代名詞attan(レッスン22を参照のこ と)が、具格での当のものが善か悪かを示す単語とともに使われる。
    sīlehi samannāgato 「戒を授けられる」
  • 「〜で」いっぱいの
    「水で」いっぱいの(満たされた)、「幸せで」 満たされた、「騒音で」埋もれた
  • 原因

    (一方、科学的/哲学的な論説では、因果関係を表現するのに奪格が使わる: レッスン14)

    • bhagavatā vādena kupito 「幸いなる方の言説に怒る」
    • cīvarena santuṭṭho 「衣に満足した」
    • atthena 「その件/事のために」
    • karaṇīyena 「(ある)件(に関わって)」
    • iminā p' aṅgena 「この理由のために(あなたは行くべきではありません)」
    • (aṅgaṃ= 「部分」「性質」「要素」だから、「この理由のため」といった表現に使われる: 「所有」と関係する。)
  • 等価
    • samasamo vaṇṇena 「美しさにおいて全く同じです」
    • 比較する際、具格が使われるのは、その比較する行為が、まず第一に、一般的で限定されない ように述べられる時だけ。
    • purisena purisaṃ 「人と人と(を比較して)」
    • (「これはあれよりも良い」のような、特定の、決定的な比較の場合は、奪格を使う。レッ スン14を参照のこと。)
  • 値段
    sahassena 「千で」 (つまり 1,000 kahāpaṇas 「1000の(標準)銀貨で売る」)
  • 進路(どの道か、どの方向)
    「片道で」;「別の道で」; dvārena 「門で」(入る、出る)
  • 方向、向き
    「西から東へ」(両方とも具格)不変とcaがそれぞれ続く; 「北から南へ」
  • やり方(様子)
    • iminaā 「こうして」
    • iminaā pariyāyena 「このやり方(手順)で」; 「このよう にして」
    • kāyena patisaṃvedeti 「彼は、彼の身体を通じて経験する」
    • santen「静かに」(このように、具格を「やり方(様子)を表現する副詞」のように 使うことがある)
    • 「彼の右側に」(横たわるやり方)
    • kcchena adhigataṃ 「苦労して理解した」
    • 「彼は座 り、ある特定の種類の瞑想を実践した」(まるで座る「様子」のような具 格)。
      • この感覚は、通常の「具格」の感覚に実際に近い。
      • こういった感覚は次のような表現で見ることが出来る
      • 身体的か、あるいは心的な動作(kammena)、話をすること; 音楽を奏でること、 踊り、花輪などで、敬意を表しる、楽しませる、など。
  • 手段
    生計の手段、説明または記述(道具)の方法、dānena「与えることで」あるいは過去の行為 (kammaṃ) の報いを受ける、と言ったpuññaṃ「善・功徳」を得る手段。
  • 乗り物
    yānena gacchati 「彼は馬車で行きます」nāgena 「象で」
  • 動機・動因
    gāravena 「敬意から」(彼は話しませんでした)
  • 要する時間、特定の時期
    • aparena samayena 「少しの時間の後に」「やがては」
    • tena samayena 「その時に」
    • accayena 「時が経過して(その後に)」(時間や人の: これは属格で特定される)
  • 〜の年齢で
  • 尺度 (cf. 奪格 レッスン14)
    • dvādasayojanāni ahosi āyāmena 「それ(都市)は、12由旬の長さです」
    • sattayojanāni vitthārena 「七由旬の幅です」
    • 「尺度」を意味する語matta-で終わる合成語は、具格でも使われる: jannumattena 「膝の深さ」
  • 分類
    生まれ、一族、一門、系統、同様な関係の
    Gotamo gottena 「ゴータマの一族」 jātivādena 「階級に関して」(生まれながらの 身分)
  • 分裂、解離

    (cf: 付随: (パーリ語では)多くの、反対の意味や矛盾する概念を連想させる傾向の単語や表現に出会う。今の場合は、幸いにして、曖昧さはない。)

    adaṇdena 「力無しで」 (否定の接頭辞 a-)

    具格は、不変語 aññatra 「〜を除いて」「〜の他に」と一緒にも使われる:

    aññatra brāhmaṇena 「バラモンを除いて」
  • その他の具格の慣用句
    • āsanena nimanteti 「彼は座るように招きます」「彼は席を提供します」
    • kālena kālam 「時々」「いつも」
    • lābhena lābhaṃ 「利益から更なる利益へ」 (より多くの利益を望む様子。 利益から更なる利益へ)
    • aññena aññaṃ (「それと別のものと」文字通りには「他と他 と」)「まと外れの」

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最終更新時間: 2015-06-29 12:47