前の月/ 次の月 / 最新 hohiのPali語学習・作業記録

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

「カッコ良さ」の秘訣と条件 〜「恥を知る人」の美学 〜 かやの木会館でのスマナサーラ長老月例法話メモ(2007年5月26日)

[スマナサーラ長老][法話メモ]

パーリ語の表記に不具合がある場合は、 こちらのページを試してみて下さい。
お使いのブラウザがインターネットエクスプローラーの場合は こちらも御覧下さい。

続きを読む

レッスン9のまとめ

[パーリ語]

受身の活用

  • 受身の語幹は、語根に接尾辞yaかīyaをつけて作られる。
  • たいてい語根は変化しない、 弱形式になるものもいくつかある。
  • 普通は語根は過去分詞と同じ形。
  • 母音で終わる語 根は、母音が落ちる場合がしばしば。
  • 語尾変化は能動の場合と同じ。能動か受身かを 示すのは語幹ということになる。
  • 語根(p)pa-hāの現在・直接法・受身(kammapada)は次の通り:
    (語根の母音が落ちている)

    単数 複数
    三人称 pahīyati 「諦められている」 pahīyanti
    二人称 pahīyasi pahīatha
    一人称 pahīyāmi pahīyāma
  • 簡単な動詞 hā(「捨てること」「減らすこと」)は非弱形式の語幹hāyaになることもある
  • 接尾辞 ya は、語根の最後の子音と同化することが頻繁に見られる。そして、明らかに重なっ ているその子音から、この接尾辞(ya)がついていることがようやく推測されるという時がある。
  • 他の受身のいくつかは次の通り:
    har(「(〜を)すること」) karīyati 「(それは)なされる」
    (iは長くも短かくもなる。別 のつづりは kayirati)
    (ñ)ñā(「知ること」)
    (接頭辞(p)paをつけて)
    paññāyati 「(そ れは)理解される」
    dā (「与えること」) dīyati 「(それは)与えられる」
    (d)dis (「見ること」) dissati 「(彼は)見られる」
    vac (「言うこと」) vuccati 「(それは)言われる」 「(それは)呼ばれる」
    (過去分詞 vuttaを参照のこと)
    han(「殺すこと」) haññati 「(彼は)殺される」
  • パーリ語では、受身形はあまり見かけない。特によく使われる過去分詞の表現を除いて、パー リ語では能動の表現が好まれる。
  • アオリストの受身形は、受身の語幹にアオリストの語尾変化をつけて作られる時がある: haññiṃsu 「彼らは殺された」。
  • 現在分詞の受身形は、受身の語幹に接尾辞 māna をつけて、分詞として語尾変化して 作られる: kayiramāna 「なされている」。

-ā語基の女性名詞

  • -ā語基の女性名詞は、(最初の)三つの格は次のように語尾変化する:

    単数 複数
    主格kathā「話」「物語」 (kathāまたは)
    kathāyo
    目的格kathaṃ
    具格 kathāya kathāhi

    (代名詞 sā 「彼女」の語尾変化を参照のこと)
  • ā語基の女性名詞の主格・単数:
    avijjā無知
    upāsikā女性の在家信者
    taṇhā渇愛、欲望
    devatā女神、神々(のなかの一人)
    paññā智慧
    parisā 衆、衆会 会衆
    mālā花輪、花環
    vācā語、言
    vijjā智、学術、明
    vedanā感覚、受、感受
    saññā認知すること、想、想念、概念、表象
    sālā 会堂、ホール、講堂

続きを読む

レッスン12のまとめ

[パーリ語]

レッスン12のまとめ

与格 (デイティブ D.)

  • 第四、つまり与格(catutthī、sampadāna)は、ある動作をするための目的や、何かを与える相手の人(「間接目的語」)を表現するのに使われる。
  • 与格は、誰かに何かをしてあげるその相手や、何か都合が良いことが起きる相手を表現することも出来る(「利益の与格」)。
  • 個々の多くの動詞とともにも使われる(以下を参照)。
  • パーリ語の与格は、大部分が属格と形が一致する。
  • 格が曖昧な時は、一般的に、別の動詞と関連しているか(属格)、動詞と関連しているか(与格)、から分かる。
  • 全ての「属格」形は、与格としても使われる。しかし、これに加えて-a語基の単数男性名詞と中性名詞の特別な与格の曲用がある。
    主格 与格
    piṅdo piṅdāya または piṅḍassa
    nibbānaṃ nibbānāya または nibbānassa
  • -āya語基の語尾変化は、目的を意味する特別なもの:
    gāmaṃ piṅḍāya pāvis 「彼は托鉢に村に入りました。」
  • 与格を取る動詞は次のようなものです。ここには、与格を取る別の単語や、そのほか雑多な与格の構文も加えることもある。
    • 与格は、(誰かを= 与格)「〜を喜ばせる」を意味する動詞 (k)khamと一緒に使われる
    • (誰かを=与格、何かを= 目的格)「〜を許す」を意味するときの同じ動詞と一緒に使われる
    • 「(誰かに)同意する」を意味する動詞(p)paṭi-(s)suは与格を取る。
    • 誰かに(与格) または何かに(与格)仕えるを意味する動詞upa-(ṭ)ṭhā は与格と一緒に使われる。それも特に使役活用の場合。(レッスン13を参照のこと): 乳母を男の子に(与格)仕えさせる; こころに知識を伴う。
    • 動詞dharは、
      • 「保つ/延ばす」の意味では、守られる人物の与格を取る。
      • 「負っている」の意味では、負う相手の人物の与格を取る。
    • 動詞(「知らせる」)ā -rucは知らされる人の与格を取る(一方で、ā-mantは目的格を取る)。
    • 怒っている (kup など)、罵しる(sap)、熱望する(pih)、明白にする((p)pa-(k)khā: 見える、明確な)、現われる(pātu(r)-bhū: 明らかにする)、といった動詞は与格を取る
    • 形容詞(口頭では重要な)piya 「愛」は、対象の人物の与格を取る。
    • 「〜のために」(= 上の目的の与格)は、その対象の人や物の属格の後のatthāyaで表現される。
    • 不変語 alaṃ(「十分な」「満足な」「ちょうどの」「ぴったりな」)は与格を取る。普通の意味の「十分な」(どのような目的に対しても)とは別に、十分あるいはあり余る人の与格をで拒否や異議の慣用的な意味(「十分です!」=「止めてください!」「やりません!」)を持つ。(「私はやりません」=alaṃ me; 「あなたには十分です」 = alaṃ vo)。
    • 形容詞的な意味「〜できない」「〜不可能な」の機能をする否定分詞(未来受身:レッスン16を参照) abhabbaは、その出来ない動作が名詞で表現されているなら(「動作名詞」)、与格を取る
    • 願望(良い願望)が表現される時は、願望の対象の人の与格が使われる: 「彼に長寿がありますように(hotu)」; 「幸運があなたにあるように」(bhaddaṃ bhavato hotu); 「ようこそいらっしゃいました」(svāgataṃ bhavato hotu)。svāgataṃ(「ようこそ!」)と同様に、不変語 sotthi(「安穏」「平安」)とnamo(「礼拝」「南無」)は与格を取る。
  • 多くの表現で、与格を使うのか属格を使うのか迷うことがあるかも知れない。
    • 現代のヨーロッパの哲学者達は、いくつかの例でインド言語学での分類で意見が別れている。それは主としてそれぞれが別々の原則に従っているから。
      • けれども、昔の注釈者や文法学者達は彼ら自身は全ての点で同意見ではない。
      • 「持つ」の意味の属格(レッスン10)は与格として解釈されてきたし(この解釈はヨーロッパでは人気がある。特にフランスとドイツで。それはその哲学者の自国の言語の用法を反映している)、与格 (p)paṭ-(s)suは属格として解釈されてきました(そのように解釈する昔の注釈者もいた。それによれば、構文を「話」の意味の単語が省略されていると説明する)。
      • 名詞vippaṭisāro 「後悔」は後悔している人の与格と言うことも出来るし、あるいは二つの名詞の単純な関係と解釈することも出来る: raṅṅo… vippaṭisāro 「王に/の後悔…(があるかも知れない)」= 「王は後悔するかも知れない」。
    • 主な判断基準は:
      • 「連体的」(名詞に 関係する)なら属格
      • 「連用的(副詞的)」(動詞に関係する)なら与格
      • 境界線上の事例の解釈は様々で、また動詞から派生した名詞や形容詞によってさらに曖昧になる。
    • 実際には、絶対的で不変な「与格」や「属格」というものはない: 文法学者たちは、自分の説明原理をつくりあげて、文の構造をそれに応じて分類している。
  • 動詞の不定形(レッスン19)は目的の与格と意味が重なることを憶えておくべき。
  • 与格を使う重要な慣用構文が参照するのは、何かに最適な時、何かの好機。
    例えば、
    • etassa kāloが意味するのは「これのための時間です」「まさにこれをするための時です」
    • akālo … yācanāyaが意味するのは「…を尋ねるべき時ではありません」
    • yassa dāni kālaṃ maṅṅasi が文字通りの意味は「あなたが今まさにその時であると考えることのために」。
      • 最後の表現は、(礼儀正しく)別れの挨拶(客ではなく、主催者側によってなされるもの--- 客側が仕事の切迫を弁明することに対して)としてはとてもありふれたもの。
      • 大雑把には「それでは、あなたが本当に行かねばならないのでしたら…」と同じような意味。
      • または、使いの者が準備が整ったことを主人に伝えることにも使われる。その場合は「お望みの時にいつでもお出で下さい」などのようなことを暗に意味する。

続きを読む

批判の受け止め方

[]

批判を恐れない

K. スリダンマナンダ大僧正 (出村佳子さん訳)の

"WHY WORRY〜第二部 悩みを乗り越える" 39ページから

褒められると嬉しいでしょうが、褒められ過ぎると気分が悪くなります。反対に、批判は苦い薬や 痛い注射のように不快なものですが、役に立つこともあるのです。

真摯な批判を恐れないで下さい。どんな人も、偉大な人でさえ、まったく批判されない人はいないということを覚えておいてください。一般的に、批判というものは無意味なものです。なぜなら、批判された人は身を守ろうとし、たいていは防衛的になるからです。批判は危険なものでもあります。大切なプライドが傷つけられ、自分は偉いという感情が害されて、怒りを呼び起こすからです。しかし、なかには建設的な批判もあるのです。ですから、私たちは批判に耳を傾けなければなりません。建設的な批判は自己を改善する良い機会になりますから、歓迎すべきでしょう。エゴを制御してください。そして自分を批判した相手に腹を立てないように。また、違う意見を持つ人に対してすぐに「敵」というラベルを貼ってはなりません。自分を批判した人がすべて「敵」ではないのです。ですから、誰かに批判されたときには肯定的な態度で「この批判は何か根拠があるのだろうか、何か学ぶべきことがあるだろうか」と耳を傾けることが大切です。もしかすると、これまで気づかなかった自分の欠点を発見できるかもしれないのだから。

Why Worry

続きを読む

2015 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

最終更新時間: 2015-06-29 12:47